水や埃に強い上に耐衝撃性と温度制御機能まで備えた電子タバコバッテリーMODの “Invader Mini” です。ぱっと見で明らかに他の電子タバコバッテリーMODと異なる風貌で、表面のモールドが何だかSFちっくな印象を醸し出しています。販売元のHeatvapeという会社は聞いたことがありませんでしたが、今後要チェックな会社かもしれません。
さてInvader Miniの本体は亜鉛合金をシリコンで覆った作りになっていて、トップキャップ、エンドキャップ共にメッキされたブラス素材でできています。そしてトップキャップにもエンドキャップにも防水性を高めるためにシリコンシール(リング)が使われています。エンドキャップ内のデルリン素材で保護されたバッテリーの接点パーツはスプリングタイプで、使用する18650サイズのバッテリーはフラットトップタイプでもボタントップタイプでもOKです。
テーパード状にデザインされたトップキャップ部分は下が26mm強、上は22mm弱となっていて、本体はシリコンカバーの厚みとデザインも相まって22mm径のアトマイザーから意外に25mm径のアトマイザーまで載せてしっくりバランス良く見えます。
Invader Miniの特徴の1つである防水に関する性能ですが、公称がIPX4相当ですので生活防水と完全防水の中間といった感じでしょうか。雨や少々の水跳ね程度は全く心配なさそうです。雨の日やプールサイドでの使用も安心の設計。といっても電子タバコのような電気モノを好き好んで水にさらしたいとは思いませんが…。あ、言い忘れておりましたが、防水性を高めるためにこのInvader MiniにはUSBポートがございません。従ってバッテリーの充電は本体からバッテリーを取り出して別途行う必要があります。当然パススルー機能もありません。また、510コネクタも同様に防水性を高めるために固定タイプとなっています。
ここで気になるのが、これだけ全体をシールしているならベントホール(ガス抜き穴)が無いんじゃね?ということですが、どうやらシリコンで覆われているファイアリングボタンとプラス/マイナスのボタンのところがベントホールに相当する部分となっており、シリコンで覆われてはいるものの、万一のときには高圧のガスは真っ先にあっさりと弱いシリコンを突き破るので大丈夫とのこと。まあ一安心でございます。
また大部分がモールドを持ったシリコンカバーに覆われていることで手のひらの中で滑りにくく誤って落としたりしにくい作りですが、落としてしまった場合でもシリコンカバーがクッションの役割を果たすので他の電子タバコバッテリーMODよりも衝撃に強くなっています。
Invader Miniさんは他の電子タバコには無いものを持ってらっしゃるので説明が長くなりましたが、ここで肝心の電子タバコとしての性能部分を書き出しておきます。
搭載チップは明らかにされていませんがDNA40相当の機能を持った高性能なチップで温度制御もしっかり機能していると思われます(最後の埋め込み動画をご覧になってください)。
最後に正直に書きますとこのInvader Miniを初めて見たときには全く食指が動きませんでした。動かないどころかどちらかというと拒絶でしたね。ですので製品仕様も見ませんでしたしレビュー動画を探すこともしませんでした。ですが今は逆です。確かに美しいとは言えない外観ですけど、これはそういった方向とは全く違う種類のMODなんですね。チップ性能も確実に進化していますしタフでNi200コイルで遊べる電子タバコバッテリーMODが60ドルを切る価格。中々良いのではないでしょうか。釣りなどのアウトドアのお供にも是非。
※現在、ブラック、グレー、ブルーのカラーは55.79ドルですがグリーンは入荷待ちで67.00ドルになっています。6月入荷予定で入荷後に他のカラーと同様の価格になる予定だそうです。
[参考Youtube動画]
Invader Mini 50w Temp Control From Heatvape On TVC
Invader Miniをレビューされている動画です。温度制御機能の検証もされています。